ベタベタしたものが毛についた時の対処法

ペットはときどき思いがけないいたずらをしたり、とんでもない場所に入り込んでしまうことがあります。そんなとき、ゴキブリ捕獲器やネズミ捕獲器、またはハエ取り紙の粘着シートが毛について取れなくなってしまったという話をよく聞きます。また、お散歩中にガムや接着剤が毛や肉球の一部について大変なことになってしまった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな時の対処法をお話します。


危険な害虫・害獣捕獲用シート

害虫や害獣を捕獲するための粘着シートは、一度捕まえたものを逃がさないようにするためのものなので、その粘着力は非常に強力です。特にネズミ用の粘着シートはネズミが通りそうな場所に仕掛けるため、犬や猫などのペットも触れることが出来る場所に置いてあることが多く、事故につながる例が多く報告されています。

ネズミを誘引するためのにおいや見慣れない物体(捕獲用シート)に興味を持ったペットがつい粘着シートに触れてしまうと、シートは当然、顔や手などの体の一部にくっつきます。さらにいったんベタベタしたものが体にくっつくと、ペットは手や足を使って取ろうとするので体の別の場所までベタベタになってしまうということも少なくありません。


粘着物を取り除く方法

べたつきをどうにかする

体やシートについている粘着剤は周りの床や壁、さらには何とかしようと思った飼い主さんの手や体にもくっつき、そのままにしておくと被害はますます広がってしまいます。まずは取り除ける粘着シートはなるべく切り取ってしまいましょう。

そしてベビーパウダー、もしくは小麦粉などペットが万が一口に入れてしまっても平気な粉を用意して粘着部にはたき、粘着性を低下させて、触って処置できるようにしていきます。


ついてしまったものを取り除く

粘着剤は水で洗い流したり、シャンプーをしても取り除けるものではありません。だからといってシートを力任せにはがそうとしてしまうと、皮膚を傷付けてしまうことがあるため、次のような方法を試しましょう。


  1. ベビーオイルか薬用のオリーブオイルをたっぷりと用意します。なければサラダオイルや化粧落とし用のクレンジングオイルでも良いでしょう。
  2. 粘着テープと毛の間にオイルを少しずつ染み込ませながら、ゆっくりとはがしていきます。決して急いではいけません。皮膚を傷付けないように、毛を強く引っ張らないように、少しずつはがし、はがれたシートは再びくっつかないようにこまめに切り取って捨てていきます。


毛にガムがついてしまった時や、肉球に接着剤などがついてしまったときも同じです。オイルと十分になじませながら粘着物を少しずつ取り除いていきます。

どうしても取れない場所は毛ごと切り取ってしまうことも考えなくてはいけません。そのときは必ず皮膚に対して並行にはさみの刃を使うようにして、皮膚を切らないように十分気を付けましょう。                  

ベタベタを取り除くために使ったオイルはシャンプーで丁寧に洗い流しましょう。


まとめ

もし接着部分が広範囲だったり、くっついてしまってから時間が経っているようなら、毛が引っ張られることで皮膚炎を起こしている可能性があります。取り除いたあとも念のために動物病院でしっかりとチェックしてもらいましょう。

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