子猫の健康管理

もしも突然子猫を拾ったら…。突然ではなくても、小さな子猫のお世話は何かと不安なもの。

ミルクや離乳食といった食事のことや体温維持などの環境管理、トイレの処理など、お世話に関わることを始めとして、予防接種など動物病院で受けなければいけないことも様々あります。

今回は、そんな子猫に必要な健康管理についてお話していきます。


もしも子猫を拾ったら

生まれたばかりの子猫は体温調整が上手くできず、すぐに体温が下がってしまうことがあるため、もしも突然子猫を拾ってしまった場合には、まずは温めてあげる必要があります。低体温になると命に関わってくるので、柔らかいタオルなどで子猫をくるみ、子猫のいる空間を温かく保つことが重要です。

また、拾った子猫を飼うと決まったら、すでに猫を飼っている場合は、拾った猫と接触させないようにしましょう。拾ったばかりの子猫は、体調が優れているとは限らないため、感染症などにかかっている可能性があります。もともと飼っている猫に病気が移ってしまうことも考えられるため、まずは動物病院に連れて行き、健康診断をしてもらいましょう。


産まれてどのくらいかを知りましょう

拾った子猫を飼うと決まった場合、生後何日くらい経っているのかを把握しましょう。

生まれたての子猫の体重は平均で80~120gです。その後、およそ1歳頃まで1日5~20gずつ増えていくため、体重を目安にしておおよその月齢が推定できます。

また、体の変化も月齢を推定する目安となります。

生後1週齢:前肢でやっと上半身を支えられる程度なので、後ろ足を引きずって自分で行きたいところへ移動をし始めます。

生後2週齢:耳や目が開きます。この頃より乳歯が生え始めます。

生後3~4週齢:この頃より活発になり、よちよちとよく動き回るようになります。乳歯が生え揃ってくる時期なので、固形の食事にも興味を持ち始めます。自力でご飯が食べられるようであれば、生後3週間は経っていると考えられます。

生後6~8週齢:生後1カ月半~2か月ほどになると、食事はミルクや離乳食から完全に固形のフードへと切り替わっていきます。動きもさらに活発になり、おもちゃで遊ぶようになります。


子猫の睡眠

大人の猫で1日およそ15~16時間の睡眠を取りますが、子猫はさらに長く、1日20時間前後と、1日の大半を寝て過ごします。また、人間の赤ちゃんと違うのは眠り続けるのではなく、数回に分けて眠ります。

寝床は落ち着ける暖かい場所にしましょう。狭い場所を好むことがあるため、体がぴったり入るような隙間をタオルや箱などを使って作ってあげるとよいでしょう。

また、いつも寝ている場所と違うところに隠れるような行動が見られた場合は、病気の可能性も考えられるので獣医さんに診てもらった方がよいでしょう。


子猫の排泄

本来、子猫は親猫が尿や便を排出させるため、ある程度成長しないと自分で排尿・排便が出来ません。親猫が居ない場合は、人間の手でお尻を刺激して排尿・排便を手助けさせてあげましょう。

<排泄補助の方法>

ガーゼやハンカチ、化粧用のコットンなどをぬるま湯でしっとりと濡らします。濡らしたガーゼなどで子猫の股間とお尻をポンポンと優しく刺激します。すると、比較的簡単に排尿・排便をしてくれます。子猫の皮膚はデリケートなため、刺激のし過ぎには十分注意しましょう。

ミルクを飲ませる前、あるいは後に必ず毎回、排尿・排便をさせてあげてください。4~5時間おきに一度くらいの間隔で行うのが理想的です。


子猫の授乳

子猫は体が小さく栄養を蓄えることが出来ないため、食事はとても重要です。また、子猫は一度に多くの栄養を取ることが出来ないので、1日に3~4時間おきにミルクを与える必要があります。

ミルクの温度は人肌より少し温かいくらいがよいでしょう。熱すぎず、冷たすぎないように気を付けてください。手の甲にミルクを垂らし、温かいと感じる程度がよいでしょう。一度に多くの量を飲ませると、気管に入ってしまう恐れがあるためとても危険です。子猫が飲むスピードを見ながらゆっくりと与えましょう。

この時に注意が必要なのが、下痢の原因になるため人間用の牛乳を与えないということです。ミルクを与える場合は、子猫専用のミルクを用意してあげましょう。


まとめ

生まれたばかりの子猫は免疫力が低く、命の危険が伴う可能性のある時期です。きちんとお世話をして安全に成長を見守る必要があります。

健康チェックやワクチン、お世話の方法など、まずは子猫をおうちに迎えたら獣医さんへ相談してみましょう。

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